こんにちは、けいです。今回は、ブログの検索で「愛知県 教員 年収 年齢別」と調べてくれている方に、まっすぐ答える記事です。
このブログの愛知の記事では「40歳で年収 約755万円」と計算しました。でも、知りたいのは40歳だけじゃないですよね。25歳・30歳・35歳・45歳・50歳・55歳ならいくらなのか。愛知県の最新の給料表から、年齢ごとに全部計算しました。
先に結論を言うと、愛知の高校の先生の年収は、25歳で約550万円、30歳で約630万円、40歳で約750万円、50歳で約830万円。そして、50歳を過ぎるとほとんど上がらなくなります。
結論:愛知の教員、年齢別の年収はこれだ
| 年齢 | 年収(額面) | 手取り(目安) | 月給(額面) |
|---|---|---|---|
| 25歳 | 約547万〜564万円 | 約427万〜440万円 | 約32.9万〜33.9万円 |
| 30歳 | 約622万〜634万円 | 約482万〜491万円 | 約37.3万〜38.1万円 |
| 35歳 | 約685万〜697万円 | 約528万〜537万円 | 約41.1万〜41.9万円 |
| 40歳 | 約745万〜755万円 | 約573万〜581万円 | 約44.7万〜45.3万円 |
| 45歳 | 約794万〜801万円 | 約611万〜617万円 | 約47.7万〜48.1万円 |
| 50歳 | 約827万〜829万円 | 約637万〜639万円 | 約49.7万〜49.8万円 |
| 55歳 | 約837万〜839万円 | 約645万〜646万円 | 約50.3万〜50.4万円 |
モデルは「大卒22歳で採用され、教諭(2級)のまま、毎年ふつうに昇給した県立高校の先生」です。月給には教職調整額(5%)と地域手当(8.5%)を含み、年収はそこにボーナス(年4.65ヶ月分)を足しています。扶養手当・住居手当・通勤手当などは含めていません。
金額に「〜」で幅があるのは、スタート地点の考え方で2通りの数字が出るからです(第3章で説明します)。ざっくり言えば、左の数字が「新卒でそのまま採用された人」、右の数字が「講師経験などで1年分上からスタートした人」のイメージです。
計算方法:使うのは公式の給料表だけ
- 基本給:愛知県の教育職給料表(一)〔高等学校など〕の2級。令和7年(2025年)10月の人事委員会勧告で示された、引き上げ後の給料表です
- × 1.05:教職調整額5%(残業代の代わりに全員につく上乗せ)
- 8.5%:地域手当(愛知県は県内一律)
- 4.65ヶ月:ボーナス(期末手当+勤勉手当)
- 年齢と号給:教員の基本給は「号給」という目盛りで決まり、ふつうの評価なら1年に4号給ずつ上がります
たとえば40歳・2級81号給なら、398,000円 × 1.05 × 1.085 = 月約45.3万円。これに16.65ヶ月をかけて、約755万円です。
📖 「教職調整額って何?」「号給ってどこの数字?」という方は、シリーズ共通の解説記事と昇給の仕組みの記事をどうぞ。
金額に「幅」があるのはなぜ?——2つのモデル
年齢別の年収は、「22歳のときに何号給からスタートしたか」で少し変わります。この記事では、2つのモデルを並べました。
| モデル | 22歳のスタート | 40歳の号給 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| ① 新卒スタート | 2級5号給(271,700円) | 2級77号給 | 愛知県の令和9年度採用の受験案内にある大卒の初任給(給料月額271,700円)から、毎年4号給ずつ上がった場合 |
| ② シリーズ共通モデル | 2級9号給(276,700円) | 2級81号給 | このブログの都道府県シリーズでそろえている「40歳=2級81号給」に合わせた場合。①より1年分(4号給)上 |
①と②の差は、ちょうど1年分の昇給です。講師経験がある人は、その年数に応じてスタートの号給が上がるので、②やそれ以上になります。逆に、昇給が少なかった年がある人は①より下になることもあります。
なので、表の金額は「だいたいこの幅の中に入る」という目安として読んでください。自分の号給は、給与明細の「級・号給」の欄に書いてあります。
年齢別のくわしい表(号給・基本給)
2つのモデルそれぞれの号給と基本給です。自分の号給が分かる方は、近い行を探してみてください。
| 年齢 | ① 新卒スタート | ② シリーズ共通モデル | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 号給 | 基本給 | 年収 | 号給 | 基本給 | 年収 | |
| 25歳 | 17号給 | 288,500円 | 約547万円 | 21号給 | 297,300円 | 約564万円 |
| 30歳 | 37号給 | 327,700円 | 約622万円 | 41号給 | 334,300円 | 約634万円 |
| 35歳 | 57号給 | 361,200円 | 約685万円 | 61号給 | 367,400円 | 約697万円 |
| 40歳 | 77号給 | 392,500円 | 約745万円 | 81号給 | 398,000円 | 約755万円 |
| 45歳 | 97号給 | 418,500円 | 約794万円 | 101号給 | 422,500円 | 約801万円 |
| 50歳 | 117号給 | 435,900円 | 約827万円 | 121号給 | 437,300円 | 約829万円 |
| 55歳 | 137号給 | 441,400円 | 約837万円 | 141号給 | 442,400円 | 約839万円 |
基本給は、25歳の約29万円から、55歳の約44万円へ。30年で約1.5倍になります。
いちばん伸びるのは30歳前後。50歳を過ぎるとほぼ横ばい
年収の伸び方を、5年ごとに見てみます(②のモデル)。
| 期間 | 年収の伸び |
|---|---|
| 25歳→30歳 | 年 約14万円ずつ |
| 30歳→35歳 | 年 約13万円ずつ |
| 35歳→40歳 | 年 約12万円ずつ |
| 40歳→45歳 | 年 約9万円ずつ |
| 45歳→50歳 | 年 約6万円ずつ |
| 50歳→55歳 | 年 約2万円ずつ |
20代後半〜30代は、毎年14万円前後ずつ年収が上がります。ところが45歳を過ぎるとペースが落ち、50歳から55歳では年2万円ほどしか上がりません。
理由は、給料表の「1年(4号給)で上がる金額」が、年齢によって大きく違うからです。
| 年齢の目安 | 1年(4号給)で上がる基本給 |
|---|---|
| 22歳ごろ(5→9号給) | +5,000円 |
| 30歳ごろ(41→45号給) | +7,200円 |
| 40歳ごろ(81→85号給) | +5,200円 |
| 50歳ごろ(121→125号給) | +1,000円 |
| 55歳ごろ(141→145号給) | +1,100円 |
30歳ごろは1年で月7,200円上がるのに、50歳ごろは月1,000円。教諭のままだと、50歳以降の年収は約830万〜840万円でほぼ頭打ちです。ここから先を増やすには、主幹教諭や教頭など上の級に進むか、給料表そのものの引き上げ(毎年秋の勧告)を待つ形になります。
💡 逆に言えば、教員の給料は若いうちに毎年しっかり上がる設計です。30代までの「上がっていく時期」に、増えた分をそのまま使わず、貯蓄や投資に回す習慣をつけられるかどうかが、あとで効いてきます。→ 教員こそNISAをやるべき理由
ボーナスは年齢別でいくら?
ボーナス(期末手当+勤勉手当)は年4.65ヶ月分。月給が上がれば、ボーナスも同じ割合で増えます。
| 年齢 | ボーナス(年間・額面) |
|---|---|
| 25歳 | 約153万〜157万円 |
| 30歳 | 約174万〜177万円 |
| 35歳 | 約191万〜195万円 |
| 40歳 | 約208万〜211万円 |
| 45歳 | 約222万〜224万円 |
| 50歳 | 約231万〜232万円 |
| 55歳 | 約234万〜234万円 |
30歳で約175万円、40歳で約210万円。夏と冬でおよそ半分ずつです。自分の給料月額から計算したい方は、ボーナス計算ツールが使えます。
読むときの注意(名古屋市立・役職・手当)
- 名古屋市立の学校は別です。名古屋市立の小中学校などで働く先生は、名古屋市の給料表と手当が適用されます。この記事は愛知県の給料表(県立高校)で計算しています
- 小中学校は別の給料表です。県内の市町村立小中学校は教育職給料表(二)が適用され、同じ号給でも金額が少し違います(初任給の給料月額は同じ271,700円です)
- 役職がつくと変わります。主幹教諭・教頭・校長は上の級になるので、この表より高くなります
- 手当は入れていません。扶養手当・住居手当・通勤手当・部活動の手当・義務教育等教員特別手当などは、人によって違うので含めていません。実際の年収は、これらの分だけ上がります
- 22歳(1年目)は別計算です。1年目は夏のボーナスが約3割になるなど特別なので、初任給の記事で計算しています(愛知の1年目は約468万円)
- 手取りは概算です。額面の約77〜78%で計算しています。扶養や各種の控除で変わります
まとめ
✅ 愛知の教員の年齢別年収、3行まとめ
・年収の目安は、25歳 約550万円/30歳 約630万円/35歳 約690万円/40歳 約750万円/45歳 約800万円/50歳 約830万円/55歳 約840万円
・いちばん伸びるのは30歳前後(1年で基本給+7,200円)。50歳を過ぎると1年で+1,000円ほどで、ほぼ横ばい
・金額の幅は「22歳で何号給からスタートしたか」の差。自分の号給は給与明細で確認できる
「うちの県も年齢別でやってほしい」というリクエストは、XのリプやYouTubeのコメントでぜひ。
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出典(公式データ)
- 愛知県人事委員会「職員の給与等に関する報告及び勧告」(令和7年10月)別記 教育職給料表(一)2級:5号給271,700円/9号給276,700円/77号給392,500円/81号給398,000円/121号給437,300円/141号給442,400円 ほか
- 愛知県教育委員会「令和9年度(2027年度)採用 愛知県公立学校教員採用選考試験受験案内」:初任給 小・中・高等学校教諭(大卒)給料月額271,700円
- ※年収は「基本給×1.05(教職調整額5%)×1.085(地域手当8.5%)×16.65ヶ月(12ヶ月+期末・勤勉手当4.65月)」で計算。標準の昇給(年4号給)が続いた場合のモデルで、実際の号給は採用時の経歴や勤務成績で変わります。教職調整額は段階的に10%まで引き上げ予定(本記事は現行5%)。手取りは社会保険料・税の概算(額面の約77〜78%)です。金額は前提条件により変動します